阿字観

最も簡単な観法
阿字観あじかん

弘法大師直伝の、仏が内にあることを体得する方法です

阿字観とは

阿字観(あじかん)とは真言宗に伝わる観法(かんぼう)の1つです。

観法は、手に印契(いんげい)を結び、口に真言(しんごん)を唱え、心に何らかの情景を思い描く瞑想法のことです。

阿字観は最も簡単な観法であり、かつ最も深い意味を持つ修法でもあります。ややこしく書けば「法身毘盧遮那(ほっしんびるしゃな)と自分とは而二不二(ににふに)であることを体得」していただくための時間なのですが、簡単にいえば「のんびり坐っていつもよりゆっくりと呼吸し、自分と素直に向き合うための方法」といえるでしょう。

平等寺では、手に法界定印(ほうかいじょういん)を結び、口に阿字(あじ)を唱え、心に月輪(がちりん・満月)を思い描きながらゆっくりと呼吸を整えるオーソドックスな阿字観を指導しています。

文章で書くと難しそうですが、やってみると誰でも簡単。足もそんなに痛くなったりはしません。すぐにはじめられる本来の自分と向き合う方法として、お勧めします。

終了後はお茶やお菓子を食べながらの茶話会(さわかい)があります。阿字観のことだけではなく、仏教のちょっとした疑問点や、先祖供養のことなど何でもご質問ください。みんなでワイワイ言いながらお答えいたします。

直近の開催予定日

平成31年1月5日

土曜日

10:00-12:00

平成31年1月7日

月曜日

10:00-12:00

指導者紹介

谷口真梁(しんりょう)。四国霊場第二十二番札所平等寺副住職。

高野山大学大学院博士後期課程の後、総本山金剛峯寺にて国際局課長心得、米国高野山真言宗本部長などの職に就く。 平成26年以降は四国霊場第二十二番札所平等寺に帰山し、お遍路さんや地域の人らに阿字観指導を行う。

阿字観指導者の画像

何かご質問がございましたら、問い合わせフォームからご送信ください。

阿字観と茶話会の概要

開催日

毎月第一月曜・第一土曜
※変更されることがあります。開催日情報をご確認ください。

会場

四国霊場第二十二番札所平等寺 方丈
徳島県阿南市新野町秋山177番地

参加費

お一人1,000円

参加方法

予約は不要です。当日会場に直接お越しください。

注意事項

あまり締め付けの無い服装でお越しください。ベルトやネクタイはお勧めしません。

阿字観では姿勢が悪くても背中や肩を木の棒で叩かれるようなことはありません。厳しめを求められる方は坐禅がお勧めです。

阿字観の流れ

  • 09:50 集合

    十分前を目途に平等寺方丈に集合。簡単な挨拶を行い場に慣れていただきます。慌てて駆け込んでもすぐには馴染めませんので、できれば時間に余裕を持ってお越しください。

  • 10:00 五体投地礼

    最初に方丈の本尊、十一面風音菩薩像に対して最も丁寧な礼拝、五体投地礼(ごたいとうちれい)を3度行います。これで身体がほぐれます。

  • 10:05 着座

    座り方や手の組み方を指導致します。この時に阿字観での注意事項なども説明いたします。あぐらのような「半跏坐」という坐法が基本ですが、もし足が痛いようなら楽な姿勢で行ってくださって構いません。椅子も使用可です。

  • 10:10 呼吸法

    姿勢が整いましたら、呼吸を意識していきます。阿字観の中で行う呼吸法を練習し、深い瞑想状態へと入っていきます。

  • 10:15 阿息観

    ある程度呼吸が整い、身体が今の状況に馴染み始めましたら、阿息観(あそくかん)という特殊な呼吸法を行います。といっても難しいことではなく、阿(あ)を長く伸ばし続けるだけの呼吸です。

  • 10:20 月輪観

    足を組み、手を組み、呼吸を整え終わりましたら、心(むね)の中に満月を思い浮かべる月輪観(がちりんかん)という瞑想に入ります。

    心(むね)に温かいものがあること、それに包み込まれること、などを観作していただきます。

  • 10:40 終わりに向けて

    時間が来ましたら手をほどき、足を楽にしてゆっくりと背伸びしてみてください。急に動くと怪我の元ですので時間をかけて身体の様子を確かめていきます。

  • 10:45 五体投地礼

    最後に再び十一面観世音菩薩さまに対して礼を捧げます。

  • 10:50 瞑想の説明

    阿字観とは何かについて、お釈迦さまの悟りなどを交えてご説明いたします。これにて阿字観は終了となります。

  • 11:00-12:00 茶話会

    場所を隣り合う本坊の食堂に移しまして、お茶や菓子を食べながらのお話し会に移行します。瞑想に関することや、それ以外のこと、なんでも気軽におしゃべりしましょう。

    阿字観にだけ参加することは可能ですが、茶話会にのみ参加はできません。